
得意のすまし顔のSmokey・・
ちょっとご無沙汰しました。今日は以前ちらっと話しをした
Smokeyの
癌サバイバルについて書こうかと思います。
事の始まりは忘れもしない昨年の2月。彼は毛が少し長い
ネコなので1週間に1、2回ほどいつも毛だまを吐くのですが(あまりきれいな話しでなくて失礼!)、毛だまにまじって汚臭のする(それもかなり強烈な臭い

)濃い茶緑色の液体を吐くようになりました。その臭さといったら半端ではありません。そうじをしていてあまりの臭さにこちらが吐きそうになってしまったくらいです。(ダブルで失礼!!)
はじめは1週間に1回位だったのであまり気にも止めていなかったのですが、だんだんとエスカレートして4ヶ月後には毛だまに関係なくその臭い液体だけ毎日吐くようになりました。−おかげで我が家のカーペットはしみだらけになりましたが(苦笑)− ひどいときには1日に2、3回。さすがにこれはなんかおかしぞと思い、ネットで
猫の病気をいろいろと調べたところどうやらそれは、「胆汁」であることがわかりました。
Smokeyはこれまで病気らしい病気などしたことがなかったので、まさか“病気”などどは思いもよらずたまに怒ってしまったママを許してね。

ごめんよー。
「胆汁」を吐く原因はいろいろありますがどれも読んでいたら怖い病気ばかりで、すぐ近所の獣医さんへ走りました。おそらく胃か腸がおかしいのではと言うことで、とりあえず吐き気止めの薬をもらい様子をみることに。
1週間様子をみたがもらった薬がきかず、胆汁を吐き続けるので違う薬をだしてもらう。それも効く様子なし。消化によいニャン缶を食べさせたほうがよいといわれ、獣医さんの所で売っている高いエサを買うも、食べものに事うるさい
Smokeyくんはクンクンと臭いを嗅いだだけでなめもしない。ん〜ちょっとくらい味見してもいいんじゃない

と、切れそうになるのを抑えて開けていない缶を返しに行く。
とり肉に少しご飯を混ぜたエサをつくってあげたらよいと言われ、今度はスーパーに走り材料を仕入れて早速とりひき肉とご飯とチキンブロスで、人間が食べてもおいしい「
猫ごはん」をつくりました♪
これはよく食べました・・・ほんの1週間ほどでしたが・・・・。
彼のピッキーイーター(英語で食べ物にうるさい人のことを“Picky Eater”と言います)ぶりは半端ではない。これは彼をレスキューしたときから始まっているのですが。この話しは又後日。
そうこうしているうちに、食欲はありわがままをいいながら結構食べているにも関わらず、便をあまりしなくなりました。この頃には便の色も黒っぽくなっていました。彼の場合一日に最低一回はお通じがあったので、食べているにも関わらず“出ない”というのはおかしい。お腹も張っている様子。近所の獣医さんに問い合わせるも、「食べているのなら必ず排便はあるはずだから、様子をみなさい」との返答。
毛玉を便といっしょに出させるサプリメントは便通もよくする作用があるとのことで、それをトライしてみるも効果なし。この時すでに一週間も便秘状態。一日置きに獣医さんに電話をかけても何もしてくれる様子はなく、とうとう
21日間排便なしという記録に至ってしまいました。
Smokeyもさすがに苦しそうで、横になってばかりでお腹をさわられるのを嫌がる様子。その上結構食べているのに体重がかなり減って、体をさわると骨だらけ。
こんなになっているのにどうして何もしてくれないの!と獣医さんに怒りの電話を入れたら、「うちでは治療できないので専門病院にいったほうがよい」とのこと。そんなんだったら、もっと前に言ってよー



怒りぶち切れで即、紹介してもらった専門病院へ。
そこの動物病院は24時間オープンで他の獣医さんからの紹介か急患でないと受け付けてくれないという病院。内科、外科、心臓科、皮膚科、腫瘍科、
癌科、眼科、歯科、等々随時専門の獣医さんがそろっている上、最新の設備を備えているというそれはそれはすばらしい病院でした。
(これが後日すばらしく泣けるくらいの請求書につながる結果となるのですが・・・・

)
いつもなら病院の寝台の上にのせるとおどおどし逃げようとするのに、このときは何故か初めての場所にもかかわらずとても落ち着いた様子で先生が来るまで、おとなしくじーっと待っていました。まるで、「ここなら自分の事を助けてくれる」ということがわかっているかのようでした。
内科のやさしそうな女の先生にお腹を触診してもらったところ、便もかなりたまっているが腸の上の方に大きなしこりのようなものがあるので、すぐに超音波で検査をするとのこと。他にもいろいろ検査をしないといけないとの事でその日はそのまま病院にお泊まりということに。
病院を出る前に看護士さんに、このこは食べ物にわがままでドライフードは食べないこと、タオルなどの暖かいフワフワしたところよりも冷たい表面で寝るのが好きなこと、水はあまり飲まないこと、ケージに入れると爪から血が出ても引っかいて出ようとする事などあれこれアタフタ説明していたら、「大丈夫。ちゃんと面倒を見るから心配しないで。」と肩をたたかれ、少し安心してそれでも後ろ髪を引かれる思いで
Smokeyの無事を祈りつつ帰宅した私でした。
翌朝、先生から直接電話があり超音波の結果ではやはり大きな腫瘍が腸のところに見つかったとのこと。そしてその腫瘍が腸を圧迫して便を止めているとのこと。腫瘍が両性か悪性かはお腹を開けてみないとわからないけれど、
癌のようなのですぐに手術をした方がよいと言われ、その日の午後手術となりました。
超音波の結果を見る限りではかなり重病で苦しいはずなのに、
Smokeyはその日の朝のエサも半分ほど食べて(排便が22日間もないのに)、病気らしい様子もそぶりも全然見せない!と先生は驚いていました。
そう、彼は強いのだ。だからきっと大丈夫!きっと助かる!! そう自分に何度も何度も言い聞かせていた私でした。
内科の先生と話した少し後に、
Smokeyの手術を担当する外科の先生から電話がありました。手術は2、3時間かかることと、お腹を開けてみて手術をしても手遅れの場合は何もせずにそのまま閉じて安楽死をさせなくてはいけないかもしれないので手術中は病院で待っていてほしいとの由を告げられました。
あぁ、そんなに深刻なんだ、と改めて実感させれらた一言でした。目の前が暗くなった瞬間でしたが、気を取り直して、「大丈夫。こんなになってもエサを食べると言うことは本人に生きる強い意志があるのだから、絶対助かる!」と鼻息も荒く手術の立会いに向かいました。
病院につくと手術の前に15分ほど個室で
Smokeyと二人で過ごす時間をくれました。大丈夫と思いつつも、もしかしたらこれが最後のお別れになってしまうかもしれないと思うと、涙が止まりませんでした。抱っこを嫌がる
Smokeyを無理やり抱きしめて、これまであまりよい母親ではなかったことを謝って、もし助かったらこれからもっとよい母親になることを約束をしました。
いよいよ手術。
Smokeyの担当の内科の先生もいっしょに手術に立ち会って、手術の間何回か状況を説明に来てくれました。幸い安楽死からはのがれ、2時間半後に手術は無事終わりました。腸の中に溜まっていた便を取り除き、腫瘍が腸の上にくっついてできていたので腸の一部を切り取り、つなぎ合わせるといった結構大手術でした。又、残りの腸と肝臓が変色していたのでバイオプシー(生検)もしました。
後は
Smokeyの回復とバイオプシーの結果を待つのみ。
−続く−